九州産業大学 田中研究室

九州産業大学 田中研究室

乳幼児の健康や
身体活動に関する
保育の研究を行っています

田中研究室では、乳幼児期の発達を踏まえて、実際の生活場面や保育所・幼稚園・こども園の保育場面の中における身体活動や健康について検討しています。

newsお知らせ

contentsこんな研究をしています

子どもの「もっと遊びたい!」を目指して -子どもの学びは身体活動の中に-

身体活動と言っても、大人で言うトレーニングやスポーツの話ではありません。子どもたちの身体活動は、主体的な遊びの中や普段の生活の中に内在しています。そして、乳幼児の身体活動は、保育者や保護者の働きかけとも綿密に関わっています。

どのような働きかけをすると、子どもがこの世界に関心を示し自らの世界を拡げるために活動するのか?このような問いを立てながら、「物的環境」「人的環境」の視点から保育内容・評価・子育て支援などの研究を進めています。

朝「今日も楽しみ」と思える身体に -生活リズムは人生の土台を築くための第一歩-

子どもが毎日の生活を「気持ちの良い身体」で過ごすことは、運動発達、精神発達、社会性の発達にとって大きな影響を与えます。特に生活を大人に依存している乳幼児にとっては、一つ一つの生活にどのような役割があるのかを学んでいくと同時に、保護者・保育者が用意する環境が適切でなければなりません。

乳幼児期には「睡眠」「運動」「食事」「排泄」などの同調因子を生活リズムとして整えることによって、自律神経が働きホメオスタシス(恒常性)が維持されます。運動と生活リズムの関連や、健康に求められる身体活動の量や質が明らかになれば、子どもの発達に寄与することができます。

人生のスタートの学び -子どもの思いの読み取り・言語化とその根拠-

女性の社会進出に伴い、乳児期の保育の必要性は高まっています。家庭と連携しながらも、家庭では経験できないことを経験したり、専門性の高い保育者とのかかわりによって、子どもは自己肯定感、自信、人への愛着や信頼などを獲得していきます。保育者が、子ども一人ひとりの目に見えない思いをていねいに観察し、向き合い、応えていくための研究を行っています。

また、子どもの精神的な安定は母親をはじめ養育者の心理状態にも左右されます。子どもへの観察眼だけではなく、保護者への観察眼を磨き、自らの専門性を高めるための研修の在り方について検討しています。

about us研究室について